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アイテム
集合意識
https://chukyo-u.repo.nii.ac.jp/records/12005
https://chukyo-u.repo.nii.ac.jp/records/1200533a489e8-41f6-4f5c-b58a-e778192784e9
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | [ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_02(1) | |||||
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公開日 | 2016-11-17 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 集合意識 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | On the Collective Consciousness | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00144529 | |||||
著者 |
藤原, 健固
× 藤原, 健固× Fujiwara, K. |
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著者所属(日) | ||||||
中京大学体育学部 | ||||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 社会が成立する基本的要素は, 人間と人間の間にみられる結合である。結合ではなく離反が人間の間を支配するとき, 社会は成立し得ない。そのような事態においては, 既存社会も崩壊を余儀なくされるのである。人間相互の結合こそが, 2人集団 (diad) を可能にし集団を形成し, 社会を成立させる。その際, 結合は2つに大別される。1つは, 人間本来の共に求め合う作用に根ざしている。すなわち, 群居本能とその結果としての群居, 生存のための協同の発生と協同, といった作用である。これらの作用は, 人間相互の共通性を基盤にしている。この人間のもっている共通性によって結びつげられた結合を, 同質結合と名づける^(1)。2つは, これもまた人間本来の他を支配し他に優越したいという作用に根ざしている。すなわち, 力の欲望を背景とする主として富と権力への傾斜作用である。これらの作用は, 人間相互の異質性を基盤にしている。この人間のもっている相互の異質性によって結びつけられた結合を, 異質結合と呼ぶことがでぎる^(2)。結合は, 共に生存と発展に根ざすものである。それは, 人間の生存と発展に係わっている。すなわち, 生命の維持存続を希う人間の本能が, 相互に他を求め同質結合をもたらすのである。そして, これを前提にしたうえで力の欲望を実現させる手段として他を求め異質結合をもたらす, と考えられる。それ故, 図式的には同質結合から異質結合への移行が想定されるのである。社会的結合の主体が, 異質結合に移行する主要因は, 一定地域における人口量の増加にある。一定地域に多くの人々が居住することによって, 多様な思考・行動様式がもたらされる。それは社会内部の分化をもたらし, 力の欲望に基づく競争を生む。そして, 人々は相互の共通性にではなく, 異質性を発展させる。すなわち, 個人的な資質が優先されるのである。社会内部の分化による仕事 (作業) の分岐は, 個人的資質の優先を前提にしており, 分業 (division of labor) がこれを推進してきたのである。社会の成立の基本が結合にあり, 同質結合から異質結合への移行がみられるという場合, それはしばしば結合 (cohesion), 連帯 (solidarity).統合 (integration) といった用語との関係で解明が試みられてきた。そして, これらの研究を通じて社会的結合の本質の解明に関して, 主として2つのアプローチが適用されてきたといえる。1つは, 社会的結合の本質をコミュニケーションの相互作用に求める立場である。いわゆる象徴的相互主義 (symbolic interactionism) の立場である。2つは, 社会的結合の本質を高度に排他的な役割要求の相互作用のネットソークに求める, 立場である。すなわち, 社会の成員は, 特殊化・専門化を通じて何らかの目標を獲得するために社会に構造的に結合する, という立場から社会的結合の本質を解明しようとするのである。いわゆる機能主義 (functionalism) の立場である。われわれは, 社会学的機能主義 (sociological functionalism)^(3)の立場から, 集合意識とスポーツの問題を扱おうとするものである。その際, 本論の主要な関心は, (1) 集合意識の概念, (2) 集合意識と現代社会, (3) 集合意識の明示と測定, および(4)集合意識とスホーツ, について文献的資料に基づく理論的考察に向けられる。 | |||||
書誌情報 |
中京大学教養論叢 en : Chukyo University bulletin of the Faculty of Liberal Arts 巻 19, 号 4, p. 603-622, 発行日 1979-03-01 |
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表示順 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 6 | |||||
アクセション番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | KJ00004205008 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 02867982 |