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アイテム
長期間の運動鍛練が女子の体温調節に及ぼす影響
https://chukyo-u.repo.nii.ac.jp/records/10344
https://chukyo-u.repo.nii.ac.jp/records/10344f94bbbdd-5e0b-4227-9b75-b340c6cfa760
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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KJ00004190373.pdf (589.4 kB)
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Item type | [ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_02(1) | |||||
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公開日 | 2016-11-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 長期間の運動鍛練が女子の体温調節に及ぼす影響 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | EFFECTS OF EXTENDED-TERM EXERCISE ON THERMOREGULATION IN FEMALES | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00144493 | |||||
著者 |
小林, 義雄
× 小林, 義雄× 竹内, 敏子× 細井, 輝男× 荒井, 康夫× KOBAYASHI, YOSHIO× TAKEUCHI, TOSHIKO× HOSOI, TERUO× ARAI, YASUO |
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著者所属(日) | ||||||
値 | 中京大学教養部身体運動研究室 | |||||
著者所属(日) | ||||||
値 | 中京大学教養部身体運動研究室 | |||||
著者所属(日) | ||||||
値 | 中京大学教養部身体運動研究室 | |||||
著者所属(日) | ||||||
値 | 名古屋女子大学保健体育 | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Laboratory for Human Performance Research School of General Education Chukyo University | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Laboratory for Human Performance Research School of General Education Chukyo University | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Laboratory for Human Performance Research School of General Education Chukyo University | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Department of Health and Physical Education School of Home Economics Nagoya Women's College | |||||
記事種別(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 研究論文 | |||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 本研究は暑熱ストレスに対する体温調節応答についての男女差, および, 長期間にわたって高度に鍛練された女子スポーツ選手の応答について検索した。合計27名の大学生被検者〔運動鍛練女子 (FA) 11名, 非鍛練女子 (FNA) 8名, 非鍛練男子 (MNA) 8名〕が本実験に参加した。ここでいう運動鍛練者とは, 過去5ケ年以上, 持久的なスポーツ種目に参加しているスポーツ選手であり, 非鍛練者とは, 規則的に身体トレーニングの場に加わっていない者をいう。暑熱ストレスの条件は, 被検者が椅座安静位で, 温度42℃の水槽中に両脚を浸し (水面が膝の高さまでくるように調節する), 室温32℃ (湿度40%) に2時間暴露されるものであった。深部体温として舌下温 (Tor) を用い, 発汗開始の閾値体温を測定するために, 前腕部にヨード澱粉を塗布してその反応を用いた。総発汗量は, 暑熱暴露前後の体重 (ヌード) 減量から求め, 発汗速度は大原カプセル法を用いて測定した (胸部と背部)。 Torは時間の経過とともに上昇するが, 両非鍛練群間に差はなかった。しかしFAのTorは, 暴露30分ですでに他の2群より有意に低くなった。 発汗量の最っとも大きいのはMNAで, つぎにFA, もっとも小さいのがFNAであった。 また暴露時の心拍数の変動では, 両非鍛練群の値がほぼ同じで, FAの心拍数は有意に低くなった。FAの発汗閾値体温はFNA, MNAより0.4℃低くかった (P<0.01)。つぎに発汗速度を縦軸に, Torを横軸にとって, 単位Torあたりの発汗速度 (SR) をプロットして得たSR/Tor関係直線では, MNAがFAおよびFNAよりも有意に急峻となり, FAとFNA間には有意差が認められなかった。 しかし, FAの関係直線は, FNAより左方向 (低体温) にシフトされた格好を呈した。 鍛練者の発汗閾値体温が非鍛練者より低くなったのは, 暑熱ストレスに対する中枢性の温度適応と考えられ, このことが, 暴露中の体温上昇を他の2群よりも有意に低くおさえるのに働いたものと思われる。 そして, このような温度適応は, 四季を通じて, 激しい身体運動による熱産生 (冬季でも, 体温が39℃に上昇することもある) からくる暑熱ストレスへの適応結果であろう。非鍛練の男女群の深部体温に有意差が見られないのに, 男子群の発汗量が女子群より有意に多いのは, 女子の方が効果的な発汗をしていると考えてもよい。 ところが, 女子鍛練群の発汗量は, 非鍛練の女子群より多くなっているために, この問題はさらに検討されねばならない。 SR/Torの関係直線の勾配を比較すると, FAとFNAには差が現われないが, 男子の直線は女性鍛練者よりも有意に急峻である。 発汗開始温度が同一とすれば, SR/Tor関係直線の勾配の急峻の方が, 単位深部体温あたりの発汗量が大きいことを意味するものである。このことは, 男子の汗腺の分布が女子よりも多く, また個々の汗腺の発汗能力が男子において大きい, という生得的な要因にもとづくものと思われる。本研究の結果, 長期間にわたって高度に鍛練された女子スポーツ選手は, 暑熟ストレスに対して, (1)低い深部体温, (2)低い発汗開始閾値温, (3)相対的に単位深部体温あたりの大きな発汗量, (4)循環系に対する小さな負担度, などの応答を示し, 鍛練されない男子よりもすぐれた体温調節機構を備えているといえよう。 | |||||
抄録(英) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Thermoregulatory responses to heat have been evaluated at rest in 27 university students : 11 female competitive athletes, 8 male non-athletes, and 8 female non-athletes. They rested for 2hrs at ambient temperature of 32℃, 40rh with legs immersed up to knees in a stirred water bath of 42℃. Total sweat volume of the female athletes was higher than the female non-athletes, but lower than the male non-athletes. Core temperature threshold for sweating was significantly lower in the female athletes than in the male and female non-athletes. The slope in sweat rate/core temperature relationship of the female athletes was not distinctly steeper than that of the female non-athletes. The thermoregulatory responses observed in the female athletes are thought to be comparable to those produced by heat adaptation. Comparing the heat responses in male and female non-athletes, no distinct sexual differences were observed in the rise in core temperature, mean skin temperature and the core temperature threshold for sweating. On the other hand, the slope in sweat rate/core temperature relationship was steeper in males than in females. The beneficial modifications of heat responses demonstrated in the present study in female athletes are similar to those observed in male athletes. | |||||
書誌情報 |
中京体育学研究 en : Research journal of physical education, Chukyo University 巻 21, 号 1, p. 48-57, 発行日 1981-03-01 |
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表示順 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 16 | |||||
アクセション番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | KJ00004190373 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 02870088 |